ドロップシッピング失敗談
ドロップシッピングは、手軽に始めることができるのがメリットのひとつですが、それだけに安易に始めて失敗してしまう人も少なくありません。ドロップシッピングでの失敗にはどのようなものがあるのでしょうか。
まずよくある失敗が「売れない」ということです。何を持って失敗と言うかは難しいところですが、やはり商品を売って利益を出すことを目的としている以上、売れなければ失敗と言えるかもしれませんね。特にネットショップに関する知識などがなくても、DSPが提供するツールなどを使って説明通りに作れば簡単にショップをオープンすることはできますが、商品の選別やSEO対策などの営業努力を行わなければ実際にはそう簡単に売れるものではありません。オープンして何か月もたつのにひとつも商品が売れない、ということも珍しくありませんから、商品を売るためにはそれなりの工夫が必要になります。
ただし、登録やショップの開設が無料のDSPを選んだ場合、商品が売れないと利益は出ませんが赤字にもなりません。これは在庫を持たないドロップシッピングの大きなメリットであり、ドロップシッピングの人気の理由でもあります。商品をとりあえず並べて、売れればラッキーという感覚でドロップシッピングを行っている場合、売れる確率は低いですが、売れなくても全く損はしません。これが「売りたい」という意識が強いと、そのショップの広告を出したりすることにお金を使うようになります。広告を出せば売れる確率は格段に高まりますが、たとえ売れても広告代を回収できるかどうかは難しいところです。数は売れたけど、結局広告料金のほうが高くついてしまった、というのも、ドロップシッピングでよくある失敗のひとつです。
また、はじめのDSP選びの段階で失敗している人もいます。DSPは会社によってシステムがかなり異なりますから、安易に決めずに条件などを良く聞いてから選ぶことが大切。契約金を支払うことで安く商品を仕入れることができるサイトもありますが、何十万、何百万もの契約金を要求する会社はまず警戒しておいて間違いはないでしょう。中には詐欺的なDSPもありますから、よく調べて判断し、安全なDSPと契約することが、ドロップシッピング成功への第一歩だといえるでしょう。