ドロップシッピングを成功させるために
ドロップシッピングを成功させるために最も大切なのは、売れる商品を販売するということです。インターネットの場合、お客さんは欲しい商品を検索してショップにたどり着きます。そして価格を比較して安いところで買うのが一般的です。つまり、基本的にはシンプルに「欲しいものが安いショップで購入する」のです。実際の店舗のように、「面白そうだから通りすがりに入ってみた」ということはネットショッピングでは起こりませんので、とにかくお客さんが欲しがる商品を置くことが大切になります。
そのため、ある程度ターゲットを考えたショップ展開をするのがおすすめです。たとえばインターネットで買い物をするのはどういう人かを考えてみましょう。なかなか自分のものを買う時間が取れない多忙なビジネスマンかもしれません。その場合には、男性向けの洋品やグッズをそろえるのもいいでしょう。また、実際の店舗では大きくて持ち帰りにくいものもインターネットでよく売れる商材です。布団やそのカバーリング類などはドロップシッピングでも定番商品で、特に羽毛布団や季節ものの寝具などはインターネットで購入する人が少なくありません。また、ブランド品や家電類もインターネットでよく売れる商品だと言われます。実際のモノを見なくても商品が確認できるため、消費者が買いやすいというメリットがあるためです。他にも近所ではなかなか手に入らない趣味のものや、健康器具や健康グッズ、下着類など、ドロップシッピングで売りやすいものはいくらでもあります。
ネットショップの場合、偶然その店に立ち寄ることは少ないのですが、その代り何かを購入するショップで別のものをついでに買うという確率は、普通の店より高くなります。「どうせ送料を払うのならこれも買っておこう」とか「○○円以上で送料無料だからついでに買っておこう」という考えで買う人が多いためです。ですから、顧客が検索して購入しようとするメインの商品に加えて、その関連グッズなどを揃えておくと客単価を上げることができます。これもドロップシッピングを成功させるための大切なポイントです。
また、できれば一度購入した顧客に対してメルマガなどを流し続けて情報提供を続けることも大切です。DSPによってはメルマガを流す機能がついているところもあるので、そういったところは積極的に利用していきましょう。もちろん新商品が出たら積極的に取り入れて、そのことを伝えるのも大切です。商品ラインナップはこまめに見直して、ショップは定期的に更新を。いつも品切ればかりのショップも信用を無くします。売れなくてもリスクはないドロップシッピングなのでついホームページを作っても放置してしまいがちですが、実際にはそれではなかなか売れません。ドロップシッピングで儲けている人は、それなりの手間をかけて営業努力をしているということは理解しておきましょう。